前回、こちらはハイブリッドソーラーシステムの接続とオフグリッド生活の可能性について既にご紹介いたしました。今回は、どのハイブリッドソーラーシステムが自分に適しているか、機器の設定、そして投資収益率の見積もりについてご説明いたします。ご参考ください。
1、PV優先(SOL): 太陽光発電を最大限に利用し、電化製品への供給を優先。PV不足時にはバッテリーが補助し、PV失効時には商用電源に切り替え、商用電源失効時にはバッテリーを消耗。
2、AC優先(UTI): 商用電源を優先使用し、商用電源失効時にはPV出力に切り替え。PV不足時にはバッテリーが補助し、PV、商用電源共に失効時にはバッテリーを消耗。
3、BAT優先(SBU): PV優先使用で、不足時にはバッテリーが補助。PV失効時にはバッテリーに切り替え、バッテリー電圧が一定値未満なら商用電源に、一定値以上なら負荷をバッテリーに切り替え。
1、ハイブリッド充電(SUN): PV十分時はPV優先充電。PV不足時は商用電源が補助(AC入力が商用電源接続中はSUNが使用可能)。PV無効時には商用電源で充電。
2、PV優先充電(CSO): PV十分時はPV優先充電。PV完全失効時にはAC充電を行う。
3、PVのみ充電(OSO): 太陽光パネルのみ充電を行う。
4、商用電源優先(CUB): 商用電源優先充電。停電時にはPV充電に切り替え。
これらの設定は、ユーザーが異なる状況に適応させ、エネルギーの最適な利用を可能にします。 また、商用電源から太陽光発電への切り替え、および太陽光発電から商用電源への切り替えは、オフグリッドインバーターがバッテリー電圧を判断して行うため、電圧の設定に関しては以下の手順に従う必要があります。
1、【15】<【12】<【14】<【35】<【09/11】
2、【04】<=【14】<【35】
3、【37】<【05】
パラメーター08は電池のタイプを選択すると、最優値に自動的に変更されます。
ハイブリッドインバーターの動作原理と設定パラメータを理解した後、月ごとの電気料金を考慮して、最適なハイブリッドインバーター、ソーラーパネル、およびバッテリーを選択できます。
まず、電気料金の使用状況と要件を考慮してください。一定期間の電気料金の請求書をモニタリングし、平均的な月の電力使用量とピーク時の電力使用時刻を把握します。これにより、必要なハイブリッドインバーターやバッテリーの容量を決定し、必要な太陽光発電量を評価できます。
次に、居住地域の太陽エネルギー資源を考慮してください。年間の日照時間と太陽エネルギーのポテンシャルを理解し、必要なソーラーパネルの数とタイプを決定します。地域の気候条件と日照時間は、太陽光発電の性能に直接影響を与えます。
最後に、予算と利用可能なスペースに基づいて、適切なハイブリッドインバーター、ソーラーパネル、およびバッテリーのブランドを選択します。機器の互換性を確認し、将来の拡張の可能性も考慮してください。
例として、説明させていただきます。
上記の月平均使用電力と月平均電気料金から、お客様の一日あたりの必要電力が16kWhであることを算出しました。
この一日あたりの電力使用量に基づき、お客様には5kWhのリチウム鉄蓄電池および410Wのソーラーパネル12枚、そして5kW以上のハイブリッドインバーターをご提案させていただきました。天気状況と太陽光発電状況に応じて、追加の5kWhのリチウム鉄蓄電池を適宜検討できます。
ハイブリッドインバーターは動作モードSOL、充電モードSUNを決めました
410Wのソーラーパネル12枚は日発電15kwhで、電化製品を直接サポートしています。PV不足時にはバッテリーが補助し、PV十分時はPV出力に戻ってからバッテリーの充電も同時に行っています。これにより、太陽光発電を最大限に利用し、電化製品への供給を優先されます。PV失効またはバッテリー不足の場合、一回商用電源を利用されます。このシステムには商用電源の利用率が10%ぐらいを判断されます。商用電源への依存を最小限に抑え、経済的で環境に優しいエネルギー管理を実現できます。
(三)投資回収率について
上記のシステムの導入について、ソーラーパネルとの設置を合わせて、初期投資が100万円ぐらいだと思います。システムの導入をおかけて、月平均電気代が2万円から2000円ぐらいに減少することが計算できます。 投資回収までの時間も計算できます。毎月の電気代の節約額を計算し、毎月2,000円の電気代がかかることを考慮すると、おおよそ約5年2か月かかる見込みです。
これはおおよその値であり、実際の状況は電気代の上昇、システムの保守コストなど、多くの要因に影響される可能性があります。再度、ご理解いただきありがとうございます。
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顧問弁護士:ベリーベスト弁護士法人(所属:第一東京弁護士会)
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