家庭用蓄電池は、停電時の電力供給や電力の貯蔵を可能にする便利なシステムです。年々需要が高まっており、蓄電池に対する関心も急増しています。本記事では、家庭用蓄電池を導入するメリットについて詳しく解説します。蓄電池導入前に考慮すべきポイントについても触れています。
住宅用太陽光発電におけるFIT制度の買取期間が順次満了し、「卒FIT」の時期を迎えています。資源エネルギー庁によると、2019年11月と12月だけで約53万件が買取期間終了の対象となりました。今後も毎年、多数の住宅がFIT満了を迎える予定です。
FIT制度終了後も売電は続けられますが、買取価格は「7円~8円程度」に下がると予想されています。これは電力会社から購入する電力価格よりもかなり低い設定です。このため、家計に与える影響も大きく、卒FITを、迎える前に早めの対策が必要です。
家庭用蓄電池は、電気を貯めて繰り返し使用できる二次電池で、主に家庭の電力需要を支える役割を果たします。充電可能な電気量は製品によって異なりますが、太陽光発電などで得られた電力を蓄えることもできるため、停電時には非常用電源として機能し、また普段の生活での電気代の節約にも寄与します。近年、災害時の備えやエネルギー費用の削減を目的に、多くの家庭が蓄電池の導入を検討しています。
買取価格は「7円~8円程度」と大幅に下がっている。一方、電気料金値上げていきます。
家庭用蓄電池は、クリーンエネルギーへの移行を促進し、個人や家庭が持続可能なエネルギーの未来に貢献することとして注目されています。
10000W単相3線式ハイブリッド発電・蓄電システム(10.24kWhの蓄電量および4.92kWの発電能力)の導入について、以下の情報を元にROIを計算します。年間発電量:4.92kW × 4時間/日 × 365日 = 7,178.4kWh
年間省エネ効果:7,178.4kWh × 30円/kWh (仮定) = 215,352円
蓄電池による電力供給コスト削減:50,000円(仮定)
年間コスト削減効果:215,352円(省エネ効果) + 50,000円(蓄電池の効果) - 30,000円(運用とメンテナンス費用) = 235,352円
ROI = 235,352円 / 1,200,000円 ≈ 0.1961(19.61%)
回収期間 = 1,200,000円 / 235,352円 ≈ 5.1年
LVYUAN社製のハイブリッドインバーターとLiFePO4バッテリー(100Ah〜400Ah)、そしてソーラーパネルを組み合わせることで、効率的な蓄電・発電システムを構築できます。LiFePO4バッテリーは高いエネルギー密度、長い寿命、強化された安全機能を持っており、現代のエネルギー貯蔵ニーズにぴったりの選択肢です。さらに、LiFePO4バッテリーに内蔵されたBMS(バッテリー管理システム)によってバッテリーとインバーター間で効率的かつ安全にエネルギーが管理され、最適な性能が確保されます。
LiFePO4バッテリーBMS(Battery Management System、バッテリー管理システム)とは、バッテリーの安全性と効率を保つための重要な機能です。このシステムは、バッテリーの各セルの電圧、温度、充電状態などをリアルタイムで監視し、データを中央の制御システムに送信する役割を果たします。ハイブリッドシステムと通信して、インバーターが1)バッテリーの充電状態(SOC)、健康状態(SOH)、電圧、温度などの情報をリアルタイムで把握し、最適な充放電プロセスを制御します。さらに、2)太陽光エネルギーの生成量と消費量をモニタリングし、必要に応じてバッテリーの充放電を調整します。
ここでLVYUANのハイブリッドインバーター5000Wとリン酸鉄リチウムイオンバッテリー5.12kWhの通信方法について徹底解説させていただきます。
バッテリーのパッケージを開けるとRS485の通信ケーブルが入っていました。バッテリーに付属されたBMS通信線をインバーターと接続し、次は以下のパラメーターを設定してください。
設定項目08:「L16」➡設定項目32:「BMS」➡設定項目33:「WOW」➡設定項目58〜62:充放電設定
設定項目58:放電アラームSOC設定>>SOCがこの設定値以下になるとエラー30が報告されアラームが発生します。
設定項目59:放電停止 SOC設定>>SOCがこの設定値以下になると放電が停止します。 SOC値が設定値に達すると32の故障が報告され、インバーター出力が停止します。SOC値が設定値を10%超えると、故障が消失します。
設定項目60:充電停止 SOC設定>>SOCがこの設定値を超えると充電が停止します。SOC値が設定値に達すると表示64が報告されます。
設定項目61:商用電源切替SOC設定>>SOCがこの設定値以下になると、商用電源に切り替えます。
設定項目62:インバータ出力切替SOC設定>>SOCがこの設定値を超えると、インバータ出力モードに切り替えます。
なお、BMS通信済みのため、ハイブリッドインバーターの他の設定は不要となります。BMS通信しない場合、商用電源から太陽光発電への切り替え、および太陽光発電から商用電源への切り替えは、インバーターがバッテリー電圧を判断して行うため、電圧の設定に関しては以下の手順に従う必要があります。
1、【15】<【12】<【14】<【35】<【09/11】
2、【04】<=【14】<【35】
3、【37】<【05】
BMS通信の操作を通じて、システムの初期設置をさらに簡単にすることが可能です。適切に設計された通信インターフェースは、ユーザーがシステムを迅速かつ容易に設定し、運用を開始できるようサポートします。この利点は、特に複雑な設定が必要な大規模なシステムや、技術的な知識が限られたユーザーにとって非常に価値があります。
店舗情報
店舗名:LVYUAN(リョクエン)オンラインストア
運営:アコラデイジャパン株式会社
住所:神奈川県相模原市中央区田名字赤坂3700-1
TEL:050-5536-3547
FAX:042-703-9966
E-mail:service@lvyuan.jp
顧問弁護士:ベリーベスト弁護士法人(所属:第一東京弁護士会)
〒106-0032
東京都港区六本木一丁目8番7号 MFPR六本木麻布台ビル11階